2008年の冬、ぼくはプライベートに仕事に、過大なストレスとともに毎日を過ごしていた。
目まぐるしく変化する環境の中で、毎日毎日とても忙しく、日々を過ごしていた。
当時、僕はまだ30代前半で、まさに働き盛り。
特に大きな病気などしたことはなく、もちろん、心身共に健康なはず......だった。
そんなある日、仕事の最中にいきなり背中に激痛が走った。
あまりにも感じたことのない痛みだったため、最初は、背中の張りかな?
あるいは、肋骨がおかしいのかな?
と感じたが、それにしてはキリキリと、刺すような痛みが10分ほど続いた。
よくわからなかったので、そのまま放置して、特に気にもとめずに仕事を続けていた。
ところがその痛みは、日に日に激しさを増していったのだ。
とにかく人と話していても、子供の世話をしていても、容赦なく突発的にその痛みは襲ってくるのだ。
仕事が手につかなくなるようになってきて、とうとうぼくはこの原因不明の痛みを調べあげた。
一体、この痛みはなんなのか?
もしかして、重い病気にかかってしまったのか?
不安をうちに秘めながら、僕は努めて冷静にネットなどで情報を収集していった。
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肋間神経痛の症状・診断について
とにかく原因がわからない(今となっては過度なストレスだと断言できる)この激しい痛みをなんとかしなくては.....
まずは何が原因でこの症状になっているのか、僕は自分なりに徹底的に調べ上げた。
当時はまだネットの情報なども少なく、専門書や詳しい専門家に話を聞いたりと、五里霧中の心境だった。
そしてようやく、自分の症状の特徴などから、自分の症状が肋間神経痛であるという自己診断ができたのである。
どうして自分で自己診断をする必要があったか?であるが、答えは簡単でどの病院に行っても原因不明と言われ、いわゆる鎮痛剤を処方されて終了という診察ばかりだったからである。
薬を飲めばもちろん、痛みは和らぐかもしれないが、薬を飲まなくなると当然この痛みはまた再発する。
30代なかばで原因不明のこんな激痛と一生付き合っていくなんて、まっぴらごめんである。
このサイトを訪れたあなたも、もしかしたら自分の症状がまだ肋間神経痛であるかどうか?という断定ができていないのかもしれない。
そういう方は、肋間神経痛の症状・診断のカテゴリの記事を一読して頂きたい。
肋間神経痛の治療・治し方
それでも当初、そこまで悲観することはなかったのは、「病院に行けば、薬かなにかで治してもらえるだろう」と思っていたからである。
しかし、一般的に肋間神経痛は、病気というよりも神経痛という症状のため、治療法が確立されているわけではない。
なので、この痛みに襲われてしまうと、前述した通り、実はお医者さんもお手上げなのである。
そもそも肋間神経痛の原因は、ストレスであることがほとんどである。
人間がストレスを感じると虚血状態に陥り、それが血流を悪くする。
またそれと同時に筋肉が緊張状態になるため、それが肋間神経を圧迫するのである。
言うまでもないが、どんな名医でもあなたのストレスを取り除くことはできない。
つまり、肋間神経痛を根本的に治療しようと思えば、自分で何とかするしかないのだ。
ストレスの原因をなんとかしろ、と言われても、そうやすやすと解決できないからこそストレスなのである。
しかしながら、痛みの原因を理解し、対処療法ではなく根本的にこの痛みと向き合いながら、緩やかに心身ともにストレスから解き放たれることはおそらく可能である。
僕自身、4年以上この痛みと向き合ってきて、今ではすっかり完治したが、その体験からいろいろわかったことを同じ症状でお悩みの方にシェアしようと思う。
詳しくは肋間神経痛の治療・治し方の記事をご一読いただきたい。
きっとこの症状でお悩みの方の助けになると思う。
肋間神経痛と薬
このブログなどを通じて、肋間神経痛でお悩みの方から頂く質問で最も多いのは、「肋間神経痛に効く市販薬はなに?」というものである。
いくら薬が肋間神経痛を根本的に治すものではないとわかっていても、ほんのひと時でもあの痛みから解き放たれたい気持ちはとてもよくわかる。
僕も仕事中であろうとプライベートであろうと、突発的にやってくるあの忌々しい痛みを抑えるために、多くの薬を試してきた。
その中には効果が認められるものもあったし、自分には合わないものも多くあった。
それらの情報については、肋間神経痛と薬で詳しく書いているので、ご参照いただきたい。
なお余談であるが、肋間神経痛を抑える薬であれば、医師から処方箋が必要なものでなくとも市販薬で十分だと個人的に思っている。
肋間神経痛の対策
僕は肋間神経痛と4年以上に渡り、付き合い続けたことになる。
そして2013年だったと思うが、自分の体から「いつもの痛み」が消えていることに気付いた。
肋間神経痛は、1年中痛むようなものではないため、ある日、ふと「そういえば最近痛くないな」と思うようになったのだ。
今ではすっかり完治し、もうあの頃の悪夢からは解き放たれたのであるが、自分なりにいろいろわかったことがある。
これは、僕自身が実際に、肋間神経痛の症状を経験したから言えることであるが、ネットの情報はどれもアフリエイト等の営利目的が多く、そしてどれもみな、似たり寄ったりの情報ばかりである。
本当にこの痛みや症状の辛さを理解している人の情報が、あまりにも少なかった。
ほとんどの情報が、実際に自分が肋間神経痛になったことがない人の、コピペ情報がほとんどだったのだ。
そんな中、独自で肋間神経痛の原因と対策を調べ上げ、自分なりにこの病気を治すことができた。
それまでの間の、僕と肋間神経痛の悪戦苦闘の中から生まれた苦肉?の対策について紹介しているのが、肋間神経痛の対策である。
ネットなどで既出の情報もあるかもしれないが、おそらくこれは目からウロコ?のような僕が編み出した必殺技(笑)も紹介している。
肋間神経痛を悪化させるもの
肋間神経痛を治す・治療すると同時に大切なのは、これ以上悪化させないことである。
一例であるが、肋間神経痛にコーヒーは絶対に良くない。
詳しくはリンク先をご覧いただきたいが、コーヒーに含まれるカフェインは血管を収縮させ、身体を冷やす刺激物だからである。
冬の寒い時期になりやすいことからも分かる通り、肋間神経痛にとって身体の冷えは大敵である。
すっかり完治した今でも、冬の寒い日にアイスコーヒーを飲むだけで、やはり肋間神経あたりがキリキリと疼き出す。
流石にあの頃の痛みは襲ってこないが、やはり神経痛にはよくないということだ。
こういった、治すばかりだけでなく、これ以上悪化させないことについては、肋間神経痛を悪化させるもので紹介している。
恐ろしいのは、日頃無意識に日常に取り入れているルーティンが、知らず知らずのうちに肋間神経痛を悪化させている場合である。
ぜひご注意いただきたい。
最後に
おそらくこのブログをご覧になっているあなたは、肋間神経痛について調べている方であると思う。
僕がこのブログを通じてシェアしたいことは、この症状はきちんと原因を理解して対策を立てれば、必ず良くなるものであるということ。
もし、肋間神経痛のことでお悩みの方や、質問等がある方は、コメント欄にコメントを残して頂ければ幸いです。
僕は医療関係者ではないので、治療法などの助言はできないけれど、この症状の経験者として何かお役に立てることがあるかもしれないから。