肋間神経痛とお酒とアルコール
2017/09/29
肋間神経痛でお悩みの方の中には、お酒を飲むのが好きと言う方も多いだろう。
僕も肋間神経痛に苦しみながらも、晩酌だけはやめれなかった記憶がある。
今日は肋間神経痛と、お酒に含まれるアルコールが、一体どのような関係にあるのかついてお話ししたいと思う。
肋間神経痛にお酒は影響があるか?
結論から言うと、肋間神経痛にお酒の影響は間違いなくあると言えるだろう。
では一体、お酒を飲んだ場合、肋間神経にどのような影響与えるかについて考えてみよう。
一般的に人は、飲酒をすると副交感神経優位になる。
副交感神経優位になると、血管が拡張し、血流が増え、筋肉が弛緩状態になる。
肋間神経痛の原因3つについてでも紹介している通り、肋間神経痛の本質的な原因は、筋肉の緊張状態による肋間神経の圧迫なので、適度な飲酒は、肋間神経痛時に限って言えば、そこまで悪い影響があるとは言えない。
むしろ、適度な量を決めて飲むのであれば、そのリラックス状態からストレスを軽減してくれるため、肋間神経痛には良い働きをしてくれるかも言えそうである。
しかし、諸手を挙げて、飲酒が肋間神経痛によい影響を与えると主張するわけではない。
そこで、肋間神経痛の方が飲酒するに当たって、2つの注意点をここで述べておきたい。
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飲み過ぎは肋間神経痛に悪い影響与える
なんでも過ぎたるは及ばざるが如し、である。
上記の通り、適度な飲酒はあなたの体を副交換神経優位にしてくれるが、飲みすぎてしまうと、実は逆に交感神経優位になってしまう。
よく飲み過ぎた日の夜、なかなか寝付けなかったり、次の日いつもより早く起きたりしてしまうことがないだろうか?
それは、飲み過ぎのため、あなたの体が交感神経優位の状態になっているためである。
また、分解しきれないほどのアルコールが体内に残ると、それに伴い血管の収縮も起きてしまう。
そして、アルコールをアセトアルデヒドに分解する過程で水分が大量に使われるため、体は軽い脱水症状になる。
脱水症状が続くと、そのぶん血はドロドロになり、血流は悪くなるため、肋間神経がさらに痛む危険性がある。
お酒の適量は、個人差があるのでここで具体例は申し上げられないが、軽くほろ酔いになっているくらいの状態が副交感神経優位になっている状態なので、肋間神経痛のためには、その程度に留めておくべきだろう。
もしくは、お酒と一緒にチェイサー(さし水)を飲むと良い。
体を冷やすお酒ではなく温めるお酒を飲む
お酒にもいろいろな種類があると思うが、体を冷やす種類のお酒(ビール、チューハイ)などは、やはり体を冷やしてしまうため、直後に激痛に襲われることが多々あった。
個人的には、焼酎のお湯割りや、日本酒の熱燗など、体をポカポカ温めてくれるものであれば、個人的には全く問題がなかった。
ちょうどそのくらいの適量、体が温まる飲み方で飲むことができれば、肋間神経痛にはさほど影響がなかったと、僕は個人的に思う。
また、肋間神経痛とコーヒーについてにも書いた通り、同じ理由でコーヒーを飲むのも肋間神経痛にとっては非常に悪いと考えられる。
まとめ
肋間神経痛でもお酒を上手に飲むポイントは以下のとおりである。
・常に適量を意識する飲み方
・アルコール度数を薄めるため、さし水(チェイサー)と一緒に飲む
・体を温めるような飲み方を意識する
とにかく本質的なアプローチとして、身体を冷やさないことを意識することである。
肋間神経痛と食べ物の相関性も、よろしければご参照いただきたい。
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