肋間神経痛に冷房・エアコンはご法度の理由
2017/09/29
肋間神経痛を自然治癒させた僕のもとには、いくつかの相談が寄せられることがある。
その中の一つに、「冬に症状が出てくることが多い肋間神経痛のはずが、夏でも痛い」というものがある。
肋間神経痛はどれくらいの期間続くのか?でも書いたとおり、僕が肋間神経痛の症状に悩まされるのは、毎年決まって11月〜4月にかけてだった。
北極圏に済んでいるのならいざ知らず、夏は猛暑の同じ日本に住んでいるのに、この違いはどうしてだろう?
僕は相談者の話を傾聴しながら、ふと気づいたことがあった。
夏に肋間神経痛となる原因はクーラーにあるのでは!?
それはその相談者と話していたときのこと。
その方が言うには、
「会社のオフィスに入ったら、しばらくするとズキズキと痛みだすんですよね〜」
と言った一言だった。
最初は、
「仕事をいやいやしているストレスから来ているのでは?」
と思ったのだが、オフィスに入った途端に神経痛になるくらいなら、とっくに別の何かで退職していることだろう。
僕が感じたことは、タイトル通り「クーラーで体が冷えている」ことが原因では!?と思ったのだ。
個人的な某アジアの国での出来事
僕も夏の暑い日に、某アジアの国に仕事の出張で行ったことがあるのだが、ご存知のようにアジアの国では冷房をガンガンにかけていることが多く、僕が行った日も例に漏れず室内の温度は16度前後に設定されていた。
16度前後といえば、日本ではちょうど11月の平均気温に当たる温度である。
日本ではあまり16度くらいの温度設定にしないことのほうが多いかと思うが、アジアでは日常茶飯事の温度設定である。
案の定、懸念していた商談中の肋間神経痛が襲ってくることになり、冷や汗を流した記憶がある。
聞けばその方の勤務する会社のオフィスは、男性中心のため夏でも長袖のシャツを着用している方が多く、そのためエアコンの温度設定は16度に設定しているとのことであった。
あくまで僕の個人的憶測でしかないため、その方には慎重に「一度、温湿布を着けてみては?」と慎重に提案し、嬉しいことにその方は夏には肋間神経痛が痛まなくなったとの報告があった。(冬についてもマシになったそうだ)
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肋間神経痛の大敵は「冷え」であるという認識
肋間神経痛の原因3つについてでも書いたとおり、肋間神経痛の主な原因は「ストレス」である。
人間がいわゆる「ストレス」を感じたとき、体内の血管は収縮し、血流が悪くなる「虚血」状態となる。
これにより筋肉が緊張し、神経を圧迫することにより神経痛となるわけだが、この一連のメカニズムは「寒さ」を感じたときの身体の反応とほぼ同じものなのだ。
ちなみによく、持病の神経痛を患ったおじさんなどが、身体が痛みだすと「明日は雨やな」と予言するのは、天気や低気圧によって体が冷えて神経痛が疼き出す、といったメカニズムであると考えられる。
僕はそこまでではなかったが、この「肋間神経痛で体を冷やすのはご法度」という最重要事項に気づいたのは、とても不幸中の幸いであった。
そのことを教えてくれたのは、コーヒーを飲むと必ず肋間神経痛となる理由について考えたときだった。
ご存知のように、カフェインは体を冷やす刺激物である。
僕は毎日4~5杯はコーヒーを飲むコーヒーフリークだったのだが、コーヒーを飲んでから15分もたたないうちに、必ずと言っていいほど、あの痛みの波に襲われたのだ。(今は全く痛みはない)
もちろん、同じ理由で体を冷やすビールなども、肋間神経痛にとってはよろしくないことは言うまでもない。
また、肋間神経痛と冷えの相関性については、肋間神経痛と寒さの関係に詳しく書いたので、よろしければご参照いただきたい。
まとめ
もしあなたが、夏でも肋間神経痛が疼き出すのであれば、一度冷房・エアコンの温度設定を変えてみてはどうだろう?
また、同じ理由で夏であっても、肋間神経痛をやわらげてくれるおすすめ湿布にも書いた通り、患部を温めることは肋間神経痛の症状を和らげることにとても有効である。
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